インドネシア最新注目NEWS!コロナ禍におけるファストフードの新トレンド【2020年11月号】

ジャカルタでは、自然豊かな場所でのステイケーション・ロードトリップ、コロナ禍ならではの共感を呼ぶマーケティング手法や、健康的なライフスタイルをテーマにした新業態レストランが人気になるなど、新たなトレンドも生まれています。
インドネシア最新注目NEWS!コロナ禍におけるファストフードの新トレンド【2020年11月号】

株式会社ベクトル海外事業部です。海外各国の社会情勢の変化や市場環境の変化に関する最新情報・注目ニュースをピックアップし、定期的にお届けします。今回はインドネシアの消費者動向や現地企業の取り組みの11月最新注目ニュース、さらに現地駐在社員からNewsへの見解や現地での流行りもご紹介します。ぜひ現地の生の声・PR目線でのレポートをご覧ください。

新型コロナウイルスの感染拡大が続くジャカルタでは現在も大規模社会的制限(PSBB)の緩和フェーズとなっており、企業活動や集会・大人数が集まるイベントなども制限されています。そんな中でも、自然豊かな場所でのステイケーション・ロードトリップ、コロナ禍ならではの共感を呼ぶマーケティング手法や、健康的なライフスタイルをテーマにした新業態レストランが人気になるなど、新たなトレンドも生まれています。

健康的なライフスタイルをテーマにした新業態レストランが人気になる
※イメージ図

現地語のメディアからも情報収集をしているため、一部PCの翻訳機能などをご活用ください。


▋インドネシア 11月最新注目NEWS

☞ 現地企業動向

インドネシア政府は米テスラに続き、韓国LG化学ともEV電池工場建設について協議(11月18日)

インドネシアは世界最大のニッケルの埋蔵量を誇り、政府は世界最大規模のリチウム電池生産国になることを目標としている。政府は海外からのEV電池産業への投資を加速させるため、米テスラ、中国の車載充電池大手のCATLに続き、韓国LG化学とも協議を行っている。

原文はこちら https://cutt.ly/YhoWw1b


★ 現地駐在スタッフのコメント
インドネシア政府は雇用の創出や海外からの投資促進を目的とした「オムニバス」と呼ばれる雇用創出法を11月2日に成立させており、EV産業の投資促進についても、雇用創出法の推進の一環として進めています。さらに11月16日に韓国の現代自動車は2022年に電気自動車(EV)の現地生産とインドネシア国内販売を開始する計画を発表するなど、インドネシアにおいてEV産業の動きが活発化しています。


インドネシアの主要EC企業は、韓国の有名人をブランドアンバサダーとして起用(11月5日)

インドネシアではK-Waveの影響が大きく、主要なEC企業であるTokopedia、Lazada、Shopeeは、韓国のアイドルグループのBTS 、Stray Kidsや、俳優のLee Min Hoなど韓国の有名人を次々とブランドアンバサダーとして起用している。

原文はこちら https://cutt.ly/ehoWtcC


★ 現地駐在スタッフのコメント
インドネシアにおいても、韓国のドラマやK-POPの影響力は非常に大きくなっています。コロナ禍の今年もダルゴナコーヒー、ガーリックパン、クロッフル(クロワッサン×ワッフル)などの韓国グルメが次々とトレンドになりました。在宅の時間が増えたことで、韓国のスキンケア商品も人気が続いています。


☞ 観光関連

ステイケーションとロードトリップが国内旅行のトレンドとなっている(11月17日)

インドネシアの最大手OTAであるトラベロカは、11月5日~11日に実施した国内旅行のセールにおいて、ステイケーションとロードトリップがトレンドとなったと発表した。ボゴール、バンドゥン、ジョグジャカルタ、バリ、ロンボクなどの地域の自然豊かな場所が人気の目的地となっている。

原文はこちら https://cutt.ly/choWptD


★ 現地駐在スタッフのコメント
コロナの感染拡大が続き在宅勤務などが続いているインドネシアでは、旅行においても、近場の旅行先のホテルやレストランをゆっくり楽しんだり、自然豊かな場所での滞在を好む人が増えています。インドネシア人向けに日本の観光地などを紹介する際は、四季がある日本ならではの自然の風景をハイライトすると、注目を集めやすくなっています。


▋現地駐在スタッフ 現地レポート

ベクトルインドネシア小林公美
インドネシア 現地駐在スタッフ

小林 公美
ベクトルインドネシア




☞ マーケティング事例:バーガーキング

11月3日、バーガーキングインドネシアはコロナ禍において他のレストランを含む労働者の解雇を防ぐため、InstagramのフォロワーにマクドナルドやKFCなどの競合他社を含む他のレストランからも商品を購入するように呼びかけました

11月23日までに、この投稿は349,000を超えるいいね!を獲得しています。自社だけではなく、競合他社も含めた購買を呼びかけたことが人々の共感を呼び、バーガーキングの評判やイメージも高めることができた事例となっています。

Instagram投稿(11月3日)
メディア露出:Ada Apa dengan Burger King Minta Warga Pesan McD Hingga KFC?(11月5日)

出典:BURGER KING INDONESIA

☞ マーケティング事例:KFC

KFCインドネシアはインドネシアでの41周年に合わせ、10月16日にNaughty by Natureという新形態のレストランをオープンしました。Naughty by Natureは都会のミレニアム世代に人気となっている環境に優しく、健康的なライフスタイルに注目し、健康的でバランスの取れたメニューをオープンキッチンのコンセプトで提供しています。ジャカルタの人気インフルエンサーも次々と来店し、話題のスポットとなっています。

・関連記事:Dukung Green Lifestyle Milenial, KFC Hadirkan Restoran Mewah Ini(10月25日)

出典:KFC Naughty by Nature


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株式会社ベクトル 海外事業

ベクトルは中国大陸、香港、台湾、韓国、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア・シンガポール、ハワイに海外拠点を持つコミュニケーションカンパニーとして、「海外でモノを広めたい」企業様、自治体様のPR・マーケティング支援を行っています。

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