株式会社ベクトル海外事業本部です。新型コロナウイルスの影響による海外各国の社会情勢の変化や市場環境の変化に関する最新情報・注目ニュースをピックアップし、定期的にお届けします。
今回はタイの6月最新ニュースをまとめました。経済や観光情報、消費者動向、コロナの禍で産業への影響、現地企業の動向、さらに現地駐在社員から現地で感じた生の声もお届けします。現地語のメディアからも情報収集をしているため、一部PCの翻訳機能などをご活用ください。
▋タイの6月最新注目NEWS
☞ コロナの禍で産業の影響
LCCノックスクートが清算 コロナ禍で破綻(6月29日)
タイを拠点とするタイとシンガポール合弁の格安航空会社(LCC)ノックスクート・エアラインズは26日、会社を清算すると発表し、従業員425人が解雇された。同社は日本を含む中・長距離の国際線を運航してきたが、2014年の事業開始以来赤字が続いており新型コロナウイルス感染症の影響で業績がさらに悪化していた。タイ拠点の航空会社の経営破綻は、5月に会社更生手続きを申請したタイ国際航空に続き2社目となる。
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https://bit.ly/2NIXVbc
☞ 観光関連
一部外国人渡航者の入国を7月1日から容認の方針(6月24日)
タイは一部外国人渡航者の入国を7月1日から認める方針を明らかにした。14日間の隔離措置を受ける外国人の第1グループには就労許可保有者や投資家、企業幹部が含まれる。医療目的の渡航者も入国が認められる見通しで、観光旅行者は対象外となる。
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https://bit.ly/2YOT66B
☞ 経済関連
タイ中銀、政策金利を過去最低の0.5%に維持-GDP予想引き下げ(6月24日)
タイ中央銀行は主要政策金利を過去最低の0.50%で据え置いた。ただ、新型コロナウイルスの流行を理由に今年の経済成長率をマイナス8.1%と予測している。3カ月前の予測はマイナス5.3%だった。
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https://bit.ly/31pnTIK
☞ タイ現地企業の動向
タイで高級アウトレットの競争激化(6月22日)
タイの商業施大手サイアム・ピワットと米国のアウトレットモール大手サイモン・プロパティー・グループは6月19日に「サイアム・プレミアム・アウトレッツ・バンコク」をスワンナプーム空港周辺で開業した(サイモンプロパティグループが三菱地所と日本で展開する「プレミアム・アウトレット」と同ブランドの施設)。スワンナプーム空港周辺では、タイの流通大手セントラル・グループが、昨年8月に国内初の高級アウトレットとなる「セントラル・ビレッジ」を開業しており、競争激化が見込まれる。
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https://bit.ly/3eOyqko
☞ 消費者動向
今年EC成長率は35%の見込みに(6月23日)
新型コロナウイルスに伴う外出自粛を主な理由として、タイEC市場は昨年比35%の飛躍的な成長が見込まれ、約2.2千億バーツの規模となる。大手EC「ラザダ」によると、自粛期間の新規登録者が数百万人増加したことに合わせて、平均アプリ使用時間30%上がったという。外出自粛後もECでの買物が「ニューノーマル」になると予想されている。
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https://bit.ly/2BloWyA
★ 現地駐在スタッフ 現地レポート ★
From ベクトル 山田 朋佳 in Thailand・一方、海外渡航に関しては、現在民間航空局から国際線着陸禁止令が出ており、最終決定ではないもののこの禁止令は8月末まで続くだろうとの見込みが発表されております。国外からの旅行者がおらず観光大国のタイ経済が大きな影響を受けているため、タイ国内旅行に対するプロモーションが多く見られます。個人差はありますが、慣れと国内の状況の回復により多くのタイ人の新型コロナウイルスへの恐怖感が薄まっていることと、長く続いた自粛期間による旅行したい欲が高まっていることから、週末の郊外への旅行や連休の国内旅行に出かける人も多くなっています。
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