株式会社ベクトル海外事業部です。海外各国の社会情勢の変化や市場環境の変化に関する最新情報・注目ニュースをピックアップし、定期的にお届けします。今回はインドネシアの消費者動向や現地企業の取り組みの8月最新注目ニュース、さらに現地駐在社員からNewsへの見解や現地での流行りもご紹介します。ぜひ現地の生の声・PR目線でのレポートをご覧ください。
インドネシアでは、約1,500人~2,000人/日の新型コロナウイルスの新規感染者が確認されており、ジャカルタでは大規模社会的制限の緩和期間第一フェーズが8月13日まで延長されています。感染の収束がなかなか見えない中ですが、あらゆる産業でのデジタル活用がさらに加速しています。
※現地語のメディアからも情報収集をしているため、一部PCの翻訳機能などをご活用ください。
▋インドネシア 7月最新注目NEWS
☞ 音楽業界×デジタル
バーチャルコンサート、ニューノーマルの音楽パフォーマンス業界の未来(7月9日)
新型コロナウイルスの影響で多くのコンサート、ツアーが中止となったが、有名な歌手がバーチャルミュージックコンサートを行うなど、新たな動きが見られた。インドネシアの1億7,540万人のインターネットユーザーの80%以上が音楽をストリーミングし、99%がオンラインビデオコンテンツを視聴しているが、音楽業界とデジタルプラットフォームのコラボレーションは今後もますます加速すると予測されている。
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https://bit.ly/3ii01ft
We Are Social(Digital 2020 Indonesia)の調査によると、インドネシアで最もアクティブなソーシャルメディアは YouTube です。インドネシアでプロモーションを行う上で、動画活用は非常に重要な要素となっています。
☞ 現地企業動向
COVID-19により、インドネシアの企業の50%がデジタル改革を促進(7月23日)
新型コロナウイルスの影響で、調査対象のインドネシア企業の内、50%がデジタル改革を最優先事項としていると回答した。今後1年~1年半のデジタル改革としては、カスタマーサービス(67%)、金融のバックエンドシステム(65%)、フロントエンドシステム(56%)に注力すると回答した企業が多かった。
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https://bit.ly/2Dzk89y
新型コロナウイルスの影響が長期化する中、インドネシアの企業で様々な部門で急速にデジタル化が進んでいます。同様にPRにもさらにデジタル化の波が来ることが見込まれます。
☞ 観光
バリ国内観光客受け入れ再開、初日に4,000人が到着(8月1日)
バリでは7月31日に国内旅行客の受け入れが再開され、初日に推定4,000人の観光客がバリの空港に到着した。観光客に対しては新型コロナウイルスの感染有無を調べるPCR検査または迅速抗体検査を義務付けられている。
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https://bit.ly/3kcFsT6
新型コロナウイルス対策のため、旅行客はPCR検査または迅速抗体検査のほか、所定のスマートフォンアプリをダウンロードし、必要事項を記入することが義務付けられています。政府は9月11日より海外からの旅行客も受け入れ再開予定としており、インドネシア最大の観光地であるバリ島でのコロナウイルス対策が注目されています!
▋現地駐在スタッフ 現地レポート
小林 公美
ベクトルインドネシア
☞ 街の様子
ジャカルタでは、6月よりオフィスでの勤務(定員の半数まで)が再開されており、交通量も従来と同様に戻りつつありますが、感染への懸念より、ショッピングモールへの訪問客やジャカルタ市内の観光地への訪問者は従来の30%ほどにとどまっています。安全を重視する消費者のために、多くのショッピングモールではSNS等でコロナウイルス対策を積極的にアピールして客足を取り戻そうとしています。
☞ マーケティング事例
トヨタのインドネシア販売会社トヨタ・アストラ・モーター(TAM)は、7月24日~26日に開催されたオンライン展示会「トヨタ・バーチャル・エキスポ」に6万人以上のアクセスがあったと発表しました。新型コロナウイルスの影響により例年行われているモーターショーが中止・延期となる中、このオンライン展示会ではオンラインで直接販売担当者と話ができる仕組みを導入し、トークショーやミニコンサートなどのライブ配信も行われました。
成約した車の数は明らかにされていませんが、最も人気が高かったのは、小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「ラッシュ」と発表されています。車という高価格帯商品もオンラインにて販売ができることが証明され、今後も様々な商材のオンライン展示会の開催が増える見込みです。
>> 参考記事
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