【台湾最新トレンド】ペットKOLも参入!注目が集まるSNSマーケティング

SNSで人気を集めている「ペットKOL」や台湾の大手スーパーマーケットチェーン「Pxmart」のSNSマーケティング成功事例、台湾フェイスシートマスクの王者「TTM」のリブランディング成功事例などをお届けします。
【台湾最新トレンド】ペットKOLも参入!注目が集まるSNSマーケティング

こんにちは、ベクトル台湾です!台湾現地発信ならではの台湾マーケットの最新情報をお届けします。SNSで人気を集めている「ペットKOL」や台湾の大手スーパーマーケットチェーン「Pxmart(全聯福利中心)」のSNSマーケティング事例、台湾フェイスシートマスクの王者「提提研(TTM)」のリブランディング事例など、台湾の最新トレンド・マーケティング成功事例をご紹介します。ぜひご覧ください。

コロナ時代のマーケティング

▋スポットライト:SNSの人気記事

台湾人のオンラインコミュニティで注目している話題をお届けします。ベクトル台湾現地スタッフが厳選した、SNSでエンゲージの高い記事をご紹介します。FacebookやInstagramなどSNSを活用していますが、台湾人が普段何に興味を持ち、どのような事をしているのかいまいちピンと来ない方必見です。

☞ 【祝日】Pxmart(全聯福利中心)のハロウィンに関する投稿

「いいね!」数:1.9萬以上 コメント数:1,000回以上 シェア数:5,050回以上

出典:全聯福利中心 Facebook

台湾の大手スーパーマーケットチェーン「Pxmart(全聯福利中心)」は、SNSマーケティングの参考指標とも言えます。ここ数年の歳時記行事の際に投稿されるマーケティングアイディアやコピーライティングは常に注目を浴びています。

また今年のハロウィンには、「#ハロウィン投稿がんばります。」というテーマのもと「小学生の作文に化けたら」「ハロウィーン時の注意文」「衛生局の投稿に化けたら」などのお題に対して台湾人なら分かる大喜利的な回答やネット上で話題の言葉を使用したクリエイティブな割引プロモーションが投稿され、わずか1日で2万件近くの「いいね!」を獲得し、その宣伝力が高く評価されています。


☞ 【流行】ペットKOL

「いいね!」数:4.3万以上 コメント数:450回以上 シェア数:100回以上

出典:豆漿-Soybean Milk Facebook

台湾では少子化が進む中、ペットを飼う人が増加しています。その中でも、猫派の数が驚異的な勢いで成長しており、飼い猫の数はこの4年間で10%増加しています。対して飼い犬は2%の増加にとどまりました。

その結果、多くのペットKOLが人気を集めるようになり、「豆漿(豆乳)」と名付けられた猫はかわいい写真で5万件近くの「いいね!」を集めており、その他の一般KOLよりもさらにファンからの支持を得ています。


▋Google台湾の検索キーワードランキング

台湾で特に話題となった最重要キーワードを一挙にお届けします。台湾人からの興味関心を上手く引くことができない方必見です。今回は台湾における2020年10月後半のGoogle検索キーワードのランキングをご紹介します。


☞ ホットキーワード No.1「iPhone12」(2020年10月14日)

検索ボリューム:100萬+

台湾におけるApple製品の支持率はとても高く、携帯電話市場でのシェアは4割、売上高は7割近くを占めています。ほぼ独占的な市場シェアを持ち、毎年台湾ではAppleが新しい携帯電話を発表する度に、多くの話題の中心となっています。


☞ ホットキーワード No.2「地震」(2020年10月17日)

検索ボリューム:20萬+

台湾は地震帯上に位置しているため、常に地震に関する話題は大きな関心を呼んでいます。台南市では10月17日、最大マグニチュード5.2にも到達する地震が4回連続で発生しました。近い将来に大地震が発生する可能性があるとの議論が再燃しています。


☞ ホットキーワード No.3「淘宝網台湾」(2020年10月15日)

検索ボリューム:2萬+

中国の大手オンライン通販サイトの淘宝網は、台湾での経営を今月末までで停止し、一年足らずで台湾から撤退することを発表しました。法律上の違反問題だけでなく、市場内部要因も営業停止の原因となりました。近年、台湾における中国や中国資本の企業に対する世論は、ますます批判的になっており、台湾でマーケティングを行う際に注意すべき重要ポイントの一つとなっています。



▋新型コロナウイルスに関するトピック

台湾における累計感染者数は558人で、隔離解除となったのは518人。(2020年11月1日時点)

秋冬の寒い季節が到来し、世界各国でのコロナウィルス第2波の猛威に見舞われる中、台湾でも帰国者の感染確認が増加しています。

☞ 新型コロナウイルス関連ニュース

台湾とパラオ共和国の「トラベルバブル」協議が一時中断する見通しとなりました。パラオ共和国は国内の医療資源の不足や、感染予防能力の低下などのリスクを伴うことを理由に、検疫隔離措置の緩和が難しく、さらには北半球では冬が近づいていることも影響し、検疫措置が緩和されるかどうかを再度判断する前に、状況を観察し、評価する必要があると発表しました。

台湾のメディアは、日本政府は台湾、中国、韓国、アメリカなど30の国と地域を3日間限定の入国における自宅検疫免除を検討中、早ければ11月中旬にも開始される予定であることを報道しました。台湾国民はこのニュースに対して態度を保留しており、台湾政府が国境を開放するまでは出国する可能性はないとしています。



▋台湾での話題のプロモーション成功事例:提提研(TTM)

台湾でのマーケティング成功事例をわかりやすくご紹介します。台湾で成功したいマーケティング担当者の方、ぜひご覧ください。

☞ 台湾フェイスシートマスクの王者「提提研(TTM)」のリブランディング戦略

2005年に設立され、8年間赤字だったブランドを変革し、年収5億元を生み出した手法。

リブランディング、ポジショニングを明確にするために、台湾フェイスシートマスクの会社「提提研」は戦略が無い状態から新たに「フェイスシートマスクの世界ブランド」としてポジションを位置付けブランドポートフォリオを整理しました。

まず最初のステップとして、フェイスシートマスク以外の商品(サプリ・美容液・洗顔料・石鹸・クリーム)を開発生産の停止を決定。これらは人気を得ていた商品でしたが、新しいブランドポジションには不適合のため、「提提研」のブランド下にあるべきでないと判断されました。そのため最終的には、全商品の80%減の50個の商品項目からたった10個にまでカットされ、業績が壊滅的になりました。

しかし商品が再出荷した後には、2割の商品に集中することでこれまでの2倍以上の利益を生み出すことができることが分かり、売上はすぐに元の水準に戻りそれまでの業績を上回りました。


出典:提提研 Facebook

ブランドの取捨選択でブランドポートフォリオを上手く管理したことで、「提提研」は商品の8割をカットし、有効的なポジショニングのブランドを獲得することができました。

次回のコラムは、「提提研」のSNS運営についてご紹介します。ぜひご覧ください。

提提研オフィシャルサイト



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