株式会社ベクトル海外事業部です。海外各国の社会情勢の変化や市場環境の変化に関する最新情報・注目ニュースをピックアップし、定期的にお届けします。今回は台湾の消費者動向や現地マーケティングの8月最新注目ニュース、さらに現地駐在社員からNewsへの見解や現地での流行りもご紹介します。
台湾では、現地のコロナ状況は落ち着き傾向にあり、外出や国内旅行する人が多くなりました。様々な企業がデジタルを中心とした宣伝を行い、オフラインイベントにつなげる関連プロモーションを取り入れています。特に「擬似出国体験(フェイクトラベル)」は人気となっています。ぜひ現地の生の声・PR目線でのレポートをご覧ください。
※現地語のメディアからも情報収集をしているため、一部PCの翻訳機能などをご活用ください。
▋台湾 8月最新注目NEWS
☞ マーケティング
擬似出国体験(フェイクトラベル)が人気を博す 航空会社は運行便増加(8月11日)
台湾の外におけるコロナ情勢はまだ収まりが見えず、台湾人も丸6ヶ月海外へ行けない状況が続く。そんな海外旅行欲が満たされずにいる旅行者ニーズに応えるべく、チャイナエア、エバーエア、台湾タイガーエア、スターラックス航空の台湾籍航空会社4社は「擬似出国体験(フェイクフライト)」のパッケージプランを販売開始。その結果、開始時に用意されていた座席数が一瞬で売り切れるという盛況ぶりとなった。
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https://bit.ly/31XWg8d
短期で海外へ行きたいという人々の欲求を擬似的に満たすことで、これらの航空会社は収入を得ることが可能となるだけでなく、人々からの航空会社に対する印象をアップさせ、飛行機に乗ること対する安心感も高めることが出来ます。コロナ情勢の安定後は、台湾外への旅行者数が爆発的に増加すること間違いなしです。
☞ 消費者動向
エバーエアの擬似出国体験プラン 免税品の販売業績は100万元越え(8月10日)
エバーエアが8日に開催した、パパ大好き「擬似出国体験」プラン便の計309席が全席満席となった。飛行時間は約3時間となっており、また旅行客は「リベンジ消費」と呼ばれる衝動的消費欲求に駆られ、1日で計100万元もの免税品売り上げを記録した。
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https://bit.ly/3kP2QGF
台湾人が出国する上での目的は旅行の他にも免税品購入があります。今回は8月8日の台湾での父の日をフックにプロモーションを打ち出したことで人々の消費欲求をさらに刺激し、結果としてエバーエアは100万元を越える売り上げ記録に繋がり、コロナというピンチをチャンスに変えた一つの例です。
Uber Eats:コロナ後の3つの変化 生鮮食品の宅配が大幅増加(7月31日)
Uber Eats台湾総経理の李佳穎氏は昨日、「コロナの流行は宅配業界に新たな風を吹き込んだ」とインタビューで語った。現在、料理を宅配するだけでなく、生鮮食品の配達も大きく増加している。コロナ情勢がデリバリー・プラットフォームの発展を加速させているのは確かである。
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https://bit.ly/3gYPVzH
コロナ流行により、事業主のデリバリー・プラットフォーム利用方法の変化が顕著になり、既存のレストランとの提携だけでなく、台湾の大手スーパーチェーンも配達プラットフォームと提携し、生鮮食品を配達するようになりました。これらは、消費者に好まれている飲食店や商品であれば、配達プラットフォームを利用することで、さらに収益を上げる機会があること示しています。
▋現地駐在スタッフ 現地レポート
木下 研生
ベクトル台湾
日系企業の海外マーケティングをこれまでに500社以上支援している。北京で3年、台湾で総経理として6年の海外駐在経験があり、中華圏の経営・マーケティング事情や日本企業が現地で起こる問題に精通。 これまでに現地での売上拡大のためのマーケティングやインバウンドマーケティングなど幅広くマーケティング支援業務を行った。多いところで売上200%を超える実績を出している。
☞ 街の様子
最近、海外帰国者の新型コロナウイルス感染例が増加しており、政府は場所によってはマスクや検温を義務付けることを改めて発表しました。また、コロナ流行の第二波が近々到来するといったデマも流れており、これらの結果、先月に比べて街でマスクを着用する人も再び目立ち始め、消毒などの予防対策に気を配る人が増えています。
☞ 現地のトレンド
横浜八景島が、初めて海外進出を行い、台湾・桃園にその分館となる「Xpark」を8月初旬にオープンさせ、マスコミからの報道のみならず、SNS上でも大きな話題となりました。館内デザインや展示等がとても美しく、特にインスタグラム上では「Xparkのブルートレンド」が押し寄せています。
8月7日、横浜の老舗焼売専門店「崎陽軒」が、台湾に初上陸しました。海外初出店ということもあり、記者会見後には多くのメディアからの報道があり、当日の報道数と記事転載数合わせて100件以上に上りました。現在も、日本企業の台湾出店はとても人気があると見受けられます。
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ベクトルは中国大陸、香港、台湾、韓国、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア・シンガポール、ハワイに海外拠点を持つコミュニケーションカンパニーとして、「海外でモノを広めたい」企業様、自治体様のPR・マーケティング支援を行っています。
2020年最新の『PRWEEK』では「アジアパシフィックエリアでの総合PR会社 売上第1位」に認定され、圧倒的な存在感と実績を有しています。
日本で培った最先端のPR手法と、海外の「現地事情」やトレンドに合わせたPR施策や、進出前、進出時の市場調査、ブランディング、認知拡大/インバウンドプロモーション、販促プロモーション等様々なご要望にお応えしています。幅広いPRメニューに対応していますので、お気軽にお問い合わせください。