マレーシア&シンガポール最新注目NEWS!現地企業動向・産業影響・メディアの新たな動き【2020年5月号】

マレーシア・シンガポール現地メディアの新たな動き、企業の動向、コロナの禍で産業の影響、観光関連情報以外、現地駐在社員から現地で感じた生の声もお届けします。
マレーシア&シンガポール最新注目NEWS!現地企業動向・産業影響・メディアの新たな動き【2020年5月号】

株式会社ベクトル海外事業本部です。新型コロナウイルスの影響による海外各国の社会情勢の変化や市場環境の変化に関する最新情報・注目ニュースをピックアップし、定期的にお届けします。

今回はマレーシア・シンガポールの5月最新ニュースをまとめました。現地メディアの新たな動き、企業の動向、コロナの禍で産業の影響、観光関連情報以外、現地駐在社員から現地で感じた生の声もお届けします。現地語のメディアからも情報収集をしているため、一部PCの翻訳機能などをご活用ください。


▋マレーシアの5月最新注目NEWS

☞ メディアの新たな動き

コロナ禍:マレーシア大手出版社BlueIncが倒産(4月30日)

ライセンス所持タイトル20以上もつ出版社がコロナによる不安定な経済状況により倒産した最高責任者は、コロナ前から数年に渡るデジタル化の課題やコロナ混乱から回復ふる時期が見込めないと話している。

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https://bit.ly/2ZEmm0z

映像会社や広告会社の撮影はハリラヤ明けから再開許可(5月19日)

マレーシア広告撮影製作者協会(PPFM)の要請を受けマレーシア通信マルチメディア省は新型コロナウイルス感染症の中商業撮影(映画、ドキュメンタリー、広告動画等)を再開を許可。5月4日から条件付き活動制限令を実施され、人が集まる商業活動やビジネス活動を禁じられているため、ライブイベントやライブ撮影は制限が続いている。

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https://bit.ly/3eeGsm6
https://bit.ly/2zoZl7d


☞ マレーシア現地企業の動向

ロックダウン解除のデパートで商品がカビだらけ!2ヶ月間で売り場は衝撃的な光景に!(5月12日)

営業停止により空調が止まっていたデパートの中は、商品にカビが生える事態が発生していた。カビの他にもホコリの問題など、店員は商品のクリーニングに追われている。

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https://bit.ly/3c06M1K


☞ コロナの禍で産業の影響

小売店再開も客足鈍く、大幅値引きで対応(5月20日)

新型コロナウイルス抑え込みのための活動制限令(Movement Control Order)で、2カ月近く営業を停止していた小売店の多くが、先週から営業を再開した。ただ客足は鈍く、大幅な値引きで呼び戻しを図っている。
ショッピングモールの客足は通常の20%ほど。景気悪化を心配して顧客の支出も控えめとなっており、客足は向こう2~3カ月間は通常の40%に届かない可能性もある。

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https://bit.ly/2Ad8boi


☞ 観光関連

マレーシアへの旅行客・観光客は検疫 費用の全額負担が必要に(5月21日)

マレーシアへ入国する旅行者は検疫費用を全額負担し、支払いに関する同意書へのサインも必要となる。現在も実施している入国時全員必須の検疫をこの先も続け、料金の負担は6月1日より実行となる見込み。

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https://bit.ly/36zVlMZ


▋シンガポールの5月最新注目NEWS

☞ メディアの新たな動き

シンガポールのメディアグループSPH、Googleと業務提携(5月15日)

シンガポールのメディアグループSPHは5月14日、今年Googleとの広範囲的な業務提携を発表した。今回の提携はデジタル広告収入の拡大、新プラットフォームでのサブスクリプション促進、SPHのデジタル動画コンテンツ事業の展開を柱にしている。両社はプログラマティックダイレクト、次世代のニュース体験に関する開発、人材育成などに注力していく。

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https://bit.ly/2zyj6sW

☞ シンガポール現地企業の動向

ロボット犬、公園でソーシャルディスタンスのパトロール(5月8日)

シンガポール当局のロボット犬がコロナウイルスの感染制御のため公園の利用者などにソーシャルディスタンスを呼びかけている。ロボット犬には個人情報は守りながら、カメラを使って公園の利用をする人数の分析ツールも組み込まれている。国内で同様のロボットは臨時病院で患者に薬を届けるなどでも活躍し始めている。

原文はこちら
https://bit.ly/36zI1Is

ゲーミングライフスタイルブランドの Razer、マスク自動販売機を市内に設置し、約500万のサージカルマスクを無料配布予定(5月12日)

ゲーム機器メーカーのRazerはマスク製造に力を入れると同時にモールやワーキングスペースに自動販売機を設置し無料でマスクを配布する。実際マスクを手にするには専用アプリの利用が必須だが、感染の第二波にも襲われたシンガポールで外出時のマスク忘れなどへの対応として、約20台の設置を進めている。

原文はこちら
https://cnn.it/2ZGqeOI

☞ コロナの禍で産業の影響

6月2日より経済を段階的に再開 小売りは休業継続(5月20日)

サーキットブレーカー発動中のシンガポールが、6月2日より段階的に経済活動を再開する。国民の間で新型コロナウイルスの拡大が落ち着いたのを受け、工場やオフィス、金融、情報通信などのサービス産業で出勤を認める。
ただ小売店は食品などの一部を除いて休業を続け、外食店は引き続き持ち帰りと宅配のみである。小売店やスポーツジムなどの再開は、感染が再燃しないのを確認し4~6週間後を目途に再開を認める方針。

原文はこちら
https://bit.ly/2AaYWFg

☞ 観光関連

6月2日よりチャンギ空港でのトランジット(乗り継ぎ便)を許可(5月21日)

シンガポール政府は6月2日より、航空運輸サービス再開の一環として、チャンギ空港でのトランジット(乗り継ぎ便)を段階的に許可すると発表した。空港を乗り継ぎを利用したい便は事前に申請を提出必要があり、審査を合格した便のみ利用可能となる。感染防止のため、乗り継ぎ客は指定施設を利用し、他の乗客との接触がないという。

原文はこちら
https://bit.ly/3gpCPLP


★ 現地駐在スタッフ 現地レポート ★
From ベクトル 金子 美穂 in Malaysia

・マレーシアとシンガポールでは市中の新規感染者が低く抑えられており、徐々に経済活動の再開を感じています。(現在クラスターが発生しているのは入管施設や労働者施設など、コントロールされている施設内です)しかし、マスクの着用や消毒液の設置、各施設に入る前の検温、ID提出、ソーシャルディスタンシングの遵守などのNew Normalは、これまでのスムーズな経済活動のスピードを下げるものであることは間違いなく、マレーシアでもシンガポールでも、景気の先行きは見えにくいのが現状のようです。

・イスラム教の多いマレーシアやシンガポールでは、5月24日・25日はハリラヤ(断食明けのお正月)でしたが、今年は装飾も少なく、バザールや屋台も禁止となってしまい、やや寂しいお正月の雰囲気でした。それでもITリテラシーの高いマレーシアやシンガポールでは、親戚への挨拶もすべてオンラインで行い、限られた中で自分たちの生活を楽しもうとしています。

・もともと外食・中食文化が中心のマレーシアとシンガポールでは、GrabFoodやFoodPandaなどのフードデリバリーが盛んです。2カ月近くにもおよんだ移動制限と店内での飲食禁止の結果、デリバリーできるレストランやメニューが拡大し、さらにデリバリー大国になりました。食事だけではなく、調理前の食材や薬局などの生活用品までスマホ一つですぐに持ってきてくれるようになり、もう元の生活には戻れないかもしれません。


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