株式会社ベクトル海外事業部です！海外各国の社会情勢の変化や市場環境の変化に関する最新情報・注目ニュースを毎月ピックアップし、ご紹介しています。
今回は中国大陸、香港、台湾、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア・シンガポールの消費者動向や現地企業の取り組み、SDGs、観光関連情報などの7月最新注目ニュースと、現地駐在社員からNewsへの見解や今後のPR・マーケティングのPOINTもお届けします。
ぜひ現地の生の声・PR目線でのレポートをご覧ください。
※現地語のメディアからも情報収集をしているため、一部PCの翻訳機能などをご活用ください。
▋スポットライトニュース
☞ 中国大陸での夏休みトレンド
【中国大陸】今年の夏休み、教育・学習が家族旅行のトレンドに（7月12日）
中国国内観光が安定した回復軌道に乗り、今年の夏休みの旅行シーズンが注目を集めるようになった。旅行予約サイトのQunar.Comが発表した「2021年夏休み旅行報告」によると、教育・学習が家族旅行の新トレンドになり、今年は特に宇宙について学ぶ旅行商品が親たちの注目を集めているという。
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コロナ禍を経て、中国では教育関連商品の需要が拡大しています。例えば、オンライン授業化した際、子供たちが家庭内で提出物を作成できるよう多くの家庭が家庭用プリンターやPCなどのハード面のアイテム購入を行い、オンラインツールの使用が定着しました。子供たちの学習環境も、コロナをきっかけに新しいスタイルへと変化していますので、子供への投資意欲が高い中国教育市場には、まだまだ新しいニーズが潜在していると言えるでしょう。
☞ ワクチン接種済旅行客の海外からの受け入れ
【タイ】プーケットを皮切りに海外からのワクチン接種旅行客受け入れを開始したものの、コロナ感染が急増で政府の対応に矛盾（7月3日）
タイでは7月1日よりプーケット島を皮切りにワクチン接種済みの外国人旅行者に対して、14日間ホテル隔離なしで受け入れを行うサンドボックスプログラムを開始した。今後、7月中にプーケット島に続くリゾート島として外国人旅行者に人気のサムイ島での受け入れも目指している。しかし、入国後も自己負担で複数回のPCRテストを義務付ける、島内の自由行動は禁ずるなど地方政府の方針が複数回にわたって変わっており、旅行者からキャンセル、旅行延期の要望も出ている。また、タイ国内のワクチン確保は進んでおらず、タイ国内では批判の声も上がっている。
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タイでは7月よりプーケット、サムイなどのリゾート島においてワクチン接種済みの外国人旅行者に14日間のホテル隔離なしの受け入れを始めました。続いて10月にはバンコク、チェンマイなどの都市圏かつ観光エリアの同様の解放を目指しています。一方、当政策を発表後の6月に入りタイではデルタ株によるコロナ感染者が拡大しており、ワクチン確保・供給が追いついていないため7月25日時点で1日の感染者が全国で15,000人を超えており、タイ国内ではこの政策は現実的ではないと大きく批判が起きています。この状況においても巣ごもり需要は大きく、教育・ゲーム・食関連のPRは積極的に実施されています。
☞ 多様性とビューティースタンダード
【インドネシア】ボディシェイミングを投稿したビューティーインフルエンサーが炎上 生活者から多くの批判の声（7月10日）
美容系インフルエンサーがゴシップガールの新出演者Jordan Alexanderに対して「ブサイク」というコメントやプラスサイズのヴィクトリアシークレットモデルに対してモデルがスリムではないから「残念」とコメントをした。これに対して生活者からは“ボディシェイミング（外見を値踏みし、相手を馬鹿にする行為）”だと多くの批判を受け、投稿が炎上する結果となった。
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多様性やジェンダー平等に対して世界的に意識が高まる昨今、インドネシアだけではなく、他のアジアでも”美白”や”スリム”などは注意が必要な言葉となっています。インドネシアでは特にZ世代とミレニアル世代から「Indonesia butuh feminism（インドネシアにフェミニズムが必要）」という声が多く、女性エンパワーメントのセミナーが多く開催されています。この中でも特に女性のビューティースタンダード（肌の色や体重等）やジェンダーロールについては非常に敏感なトピックのため、マーケティングを行う際は細心の注意が必要です。
☞ 日系企業による現地の生活を守るすばやい対応
【ベトナム】イオンベトナム：厳しい社会隔離措置が適用された市内で消費者の便宜に配慮しトラック移動販売を実施（7月14日）
ホーチミン市では7月9日から2週間、新型コロナウイルス感染症対策として、最も規制が厳しい”首相指示第16号”に沿った社会的隔離措置が適用されており、生活必需品の購入も困難になっている。
イオンは顧客第一主義の方針に則り、消費者にベストなサービスの提供を目指し、常に努力している。
ホーチミン市人民委員等の支援を受けながら、「移動販売車・イオンはいつもあなたのそばに」というスローガンで、イオンは4台の移動販売車を稼働させ、3区・タンビン区・ビンタイン区で食料品・必需品の移動販売を実施した 。本キャンペーンは、買い物がより便利になると、消費者から好評の声が上がっている。
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ますます新型コロナによる被害が拡大しているホーチミン市においては、厳格な規制が日々アップデートされており、一般消費者は買い物にも気軽に行くことができなくなっています。その中で、今やベトナムの生活者には欠かすことのできないイオンがこのようなサービスを実施したことは、市民からの評価を得られ、今後のCSR目線から考えても非常に効果的です。社会主義国家であることもあり、政治による規制の影響が非常に強力なため、企業が思うように営業活動ができていない中、今回のように官と共同で施策を進められることのできる力を持った日系企業があるということは、ベトナムにおいて他の日系企業への見え方・立ち位置にも影響すると十分に考えられ、現地日系企業にとってもポジティブな材料であると考えられます。
▋その他注目ニュース
☞ 中国大陸
神秘のベールを脱いだ世界最大のプラネタリウム「上海天文館」（7月12日）
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☞ 香港
ブランドから引っ張りだこ、香港アイドルグループMirrorが社会現象に（7月17日）
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☞ 台湾
各ホテルはコロナ警戒第3級の段階的解除の中で商機を狙う。数万円の宿泊費が7〜6割引きのセール 「食べ放題・住み放題」を謳うキャンペーンも（7月13日）
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ピザハットの台湾限定味「香菜皮蛋豬血糕比薩」（パクチー、ピータン、豚の血餅のトッピングピザ）が大ヒット！発売開始から2時間で材料品切れに（6月30日）
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☞ マレーシア
マラッカ州政府とEコマース大手のLazada、地元の観光産業を支援するためにLazadaのサイト上に「Melaka E-Bazaar」ページを共同開設（7月15日）
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新型コロナウイルス感染症増加とロックダウンにより生活困窮者が増え続けるマレーシアにおいて、多くのオンライン食料品店やEC企業で食料品や必需品セットを販売。寄付者がオンラインで商品を購入し、貧困層に直接届けることができる仕組みも（7月15日）
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マレーシア航空Journifyを発売、観光しているようなパーソナライズされた体験を提供。 Klook、Airbnb、Tripadvisorを参考に旅行とライフスタイルを統合したワンストップのデジタルプラットフォームを導入型コロナウイルス感染症増加とロックダウンにより生活困窮者が増え続けるマレーシアにおいて、多くのオンライン食料品店やEC企業で食料品や必需品セットを販売。寄付者がオンラインで商品を購入し、貧困層に直接届けることができる仕組みも（7月12日）
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☞ インドネシア
マクドナルドが「テイスト・オブ・ジャパン」限定メニューを販売開始（6月29日）
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☞ ベトナム
ホーチミン市内コロナウイルス感染拡大第4波に対応するため、THACOは126台のワクチン運送・ 接種専用車を寄付、DHL Expressはファイザーワクチンの輸入を補助（7月12日）
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ベクトルは中国大陸、香港、台湾、韓国、タイ、ベトナム、マレーシア・シンガポール、ハワイに海外拠点を持つコミュニケーションカンパニーとして、「海外でモノを広めたい」企業様、自治体様のPR・マーケティング支援を行っています。
2020年最新の『PRWEEK』では「アジアパシフィックエリアでの総合PR会社 売上第1位」に認定され、圧倒的な存在感と実績を有しています。
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