中国最新注目NEWS!現地企業の新たな動き・コロナの禍で産業の影響・経済関連情報【2020年6月号】

新型コロナウイルスの影響による中国の社会情勢の変化や市場環境の変化に関する最新情報・注目ニュースをお届けします。中国現地駐在スタッフから現地で感じた生の声も!
中国最新注目NEWS!現地企業の新たな動き・コロナの禍で産業の影響・経済関連情報【2020年6月号】

株式会社ベクトル海外事業本部です。新型コロナウイルスの影響による海外各国の社会情勢の変化や市場環境の変化に関する最新情報・注目ニュースをピックアップし、定期的にお届けします。

中国現地企業の新たな動き、コロナの禍で産業の影響、経済関連情報以外、現地駐在スタッフから現地で感じた生の声もお届けします。現地語のメディアからも情報収集をしているため、一部PCの翻訳機能などをご活用ください

中国最新注目NEWS!現地企業の新たな動き・コロナの禍で産業の影響・経済関連情報

▋中国6月最新注目NEWS

☞ 経済関連

首相発言により「露店経済」に注目集まる、ナイトタイムエコノミー復活(6月4日)(6月5日)

中国の李克強首相は、視察先の山東省で「露店経済」は現地の働く場として、重要なソースであり、中国の活力だとコメント。露店や屋台はこれまで、環境や景観を悪化させるとして取り締まりの対象となっていたが、新型コロナウイルス流行による景気悪化で雇用創出が最大の課題となる中、中国政府は大きく方向転換した格好だ。

これを受け、地方政府や企業なども「露店経済」の発展を後押しする各種措置を打ち出す見通しで、「ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)」と「ピザハット」が同市場の開拓に向けて早くも動き出した。両社が街頭に出店を設け、朝食を販売する様子がSNS上で多く見られた。

原文はこちら
https://bit.ly/3hwdfW1
https://bit.ly/2YIj1eV


中国5月のCPIが2%レベルに回復(6月11日)

2020年5月の全国のCPI(消費者物価指数)は前年同期比2.4%上昇し、8ヶ月ぶりに2%レベルに回復した。このうち都市部は2.3%上昇、農村部は3.0%上昇している。食品価格は10.6%、非食品価格は0.4%、消費財価格は3.3%、サービス価格は1.0%上昇した。

1-5月の平均では、全国のCPIは4.1%上昇しているが、5月のCPIを前月と比較すると0.8%低下した。うち、都市部は0.7%低下、農村部は0.9%低下、食品価格は3.5%低下、非食品価格は横ばい、消費財価格は1.2%低下、サービス価格は横ばいである。

原文はこちら
https://bit.ly/30LGPRB


中国現地企業の動向

上海・歩行者天国に5日間限定の遊園地がオープン(5月29日)

上海南京東路歩行者天国に5日間限定の遊園地がオープンした。また、上海市静安区南京西路の商業市街地にある夜市・安義夜巷の営業が5月30日夜に再開し、上海思南公館は「思南のナイトパーティ」という名のナイトエコノミー屋台を打ち出していた。

原文はこちら
https://bit.ly/3e63tb3


☞ コロナの禍で産業の影響

加熱するライブコマース市場 (6月5日)

中国ではライブ配信がブームとなり、中国最大ECサイトの1つ、アリババ傘下の「淘宝」がライブコマースを始め、その他のプラットフォームでもライブ配信利用の広がりが加速している。「京東」、「拼多多」でも相次いでライブ配信機能が追加され、SNSの「抖音」、「快手」では著名人がライブコマースを開始し、「バイドゥ」もライブコマースを始めると発表している。

オンライン旅行予約サイト大手の「携程網」の創業者梁建章氏は、自ら観光宣伝のライブコマースを配信。5月13日の配信では、1時間の生配信中に200万人のユーザーが視聴し、GMV(流通取引総額)は4700万人民元に達した。

ライブコマースはいずれユーザーの消費習慣を変化する可能性があり、「携程網」などのプラットフォームにとっては、ライブコマースの取入れが早ければ早いほど知見がたまり、質の高いライブコマースで多くの視聴と購入を呼び込めば、配信者はユーザー資源をプライベートトラフィックに転換することができるとされている。

原文はこちら
https://bit.ly/2UOY4xB


第127回広州交易会オンライン開幕(6月16日)

新型コロナウイルス感染症の影響を受け、今回の広州交易会は開催スタイルを刷新し、オンライン形式での開催、国内外から2万6千社近くの企業が出展した。新商品の発表会は約60回開催される予定だ。

セッティングされるバーチャル会場は、「展示・企業マッチング」、「越境電子商取引(EC)」、「ライブコマース」の3カ所専門エリアが設置される。法人向け「B2B」が取引の主体で、一部は消費者向け「B2C」取引の場ともなる。ただ、世界経済の後退が避けられない今年は、広州交易会のバイヤー数が伸び悩む可能性があるとされている。

原文はこちら
https://bit.ly/3fseeor



ベクトル中国_保池百合
★ 現地駐在スタッフ 現地レポート ★
From ベクトル  保池 百合 in China

中国では、ほぼ日常を取り戻しつつあります。

国内出張では、高鉄(日本で言う新幹線)の駅での検査体制が翌日には突然厳しくなったりとすることがありますが、順調に地方へいけるようになっております。上海市内では、お客様のビルにも完全に立ち入れるようになりました。ただし、北京間のフライトは、現在利用がかなり限定的になっており、弊社でも警戒を強めています。

映画館、ライブコンサートなどの会場は、未だ開放されておりません。劇場は、チケットがキャパの30%売り出されるなど、まだ様子見状況が続いています。旅行に関しては、中国国内旅行が徐々に回復してきていますが、自動車で郊外にドライブが多く、飛行機に乗っての旅行は、肌感ではちらほらといったところで、いまだ警戒が強い見込みです。

今週は、先日有名歌手が「モヒート」という歌を出したことで、キューバへの注目が高まっています。すぐには渡航できなくとも、近い将来の海外旅行への期待はありそうです。


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